「どうぶつの森」 リセットさんなき後のリセットは…

前回、衝撃を受けたこと、
リセットさんの失職問題について、書きました。

それから数日後、ついつい３DS本体を
床に落としてしまったのです。

ベッドで夜中にプレイして、
そのまま寝落ちしてしまったから、なんですが…。

ガシン、と音がして、目が覚めました。

あ、落ちた衝撃で、ソフトが飛び出てる！！

慌てて挿しても、もう遅い。

これはリセットしてしまったことになるなあ…
と気づきながら、
あ、そうだ、リセットさんはもう出ないのだろうか？

と気になる。

そこで、プレイを再開。

あれ、出てきません。

時間差で出てきたりするのかな？
とも思ったのですが、ホントに、
リセットさん、現れないんです。

あ、本当に、仕分されちゃったんだ…。

そこで、このどうぶつたちの村にも、リストラとか、人事とか、
せちがらい大人の事情が存在することを実感しました。

ふと、自分の荷物（持ってるアイテム）を見ると、
さっき、鑑定してもらったはずの化石が未鑑定のまま…。

そうか、本当にリセットしちゃったから、セーブしたところに、
ホントに戻ってしまったんだ、と、
そこでも当たり前のことに気づく。

仕方ないので、最プレイを始めることにして、
改めて博物館に出掛けて、あのふくろう氏に
化石の鑑定を依頼しました。

リセット前は、４つのうちの３つが新発見の化石だったのです。
ってなわけで、「スゲー！」って思ったばかりだったので、
うとうとしていてもよーく覚えていたのですが、
再度鑑定してもらったところ、新しい化石はたった「１つ」。

がーーん！！　ショック！！

これは、もしかしたら、リセットさんよりももっとたちが悪い、
というか、見えない「リセットしたら損するから！」的な機構が、
内蔵されてしまったのかも…。

それだと、本当に困るなあ、でも、そんなことするかな？　いや、
でも、単純になくなるってのもおかしいぞ、なんて、ぐるぐると
「なんで？」という思いが頭を巡っています。

しかし、たしかなことは、新発見の化石が
「３個からたった１個に」激減してしまった、
という事実…。


どうせリセットしてしまったわけだし、
リセットさんもいないわけだし、じゃあ、もう１回
ついでにリセットしてみよう、かと…。

あの時の自分の後ろには、きっと「悪魔」がいたんでしょう。

人間って、弱い存在ですね。
（いや、俺がですね…）

ってなわけで、もう１回リセットして、
やってみたら、やっぱり１個！！

むむ、もう発動してしまったらしい！！

そこで、観念して、１個で我慢しましたが、
リセットすると、ホントにちょっと損するようになってるんじゃないか、
という気がしてます。

それくらいの技術は、任天堂はすでに開発済みなんじゃないかと、
思うわけです。

やっぱり、リセットはしちゃいかんですね。
（チャンチャン！）

そこで、ですよ。

じつは、村長の仕事の中に、
（遊んでいる人はよくご存知だと思いますが）
「公共事業」というのがあり、
その中の筆頭に、
「リセット監視センター」という項目があるのです。

公共事業ということですから、村民たちの利益に
繋がる施設のはず、ですが、
これは、プレイヤ―が勝手にリセットをすると、
村民の利益が不当に損なわれる、ということから、
村民を守るためにあるのか？

はたまた、プレイヤーが実質的に自己負担
(名目は、誰でも寄付できるのですが)
しなければならないわけで、
それがプレイヤーの利益にそもそも繋がらないものを、
わざわざ苦労して、お金を稼いで、作るのか？

とはいえ、自分は村長で、長年お世話になってきた
リセットさんが失業してしまった、という事実を、
自分が行政の責任者にありながら、救済しなくてよいのか？
（しかし、それが村の利益につながるかどうかはまた別の話だ…）

だけど…。

よく考えたら、　リセットさんに会うためには（その、リセットさんの
元気な働きぶりを見るためには！）、結局、リセットをして、
リセットさんを呼び出すしかない！！
リセットを監視するためなのに、設置することによって、
プレイヤーにリセットを促してしまう（かもしれない）、
という事実…。

これは、いったい、どう考えればよいのか！？


というような、いくつかの疑問が、またしても、
私の頭の中で渦巻いてしまうのでした。

何が、「正義」なのか？


リセットさんを犠牲にすることによって、
村長の自分が、任天堂に深い問いを
投げかけられているような、そんな気がします。

それらの答えを知るためには、やはり、自分が、
リセット監視センターを設置するしかないのかな？　


結局、人生は｢選択｣だ、ということなのか？

そして、その選択の「責任」は自分で引き受けろ、
ということなのか？

いや～、すごいな。任天堂は。

（つづく…）

タグ：リセットさん どうぶつの森

どうぶつの森、最初の衝撃！

今回の「どうぶつの森」は、
自分（プレイヤーキャラ）が村長さんなんですね。

勝手に担がれて、村長になるみたいな流れですが、
それも、まあ、ファンシーな絵柄のゲームの中の話、
と思って、深く考えずに、まあ、そういうことですか、
と思って遊んでいました。

もともと「どうぶつの森」は、シュールな設定と妙に現実感のある話と、
その両方の間にかなり幅がある（ことが許容される）、
不思議なゲームです。

というか、その設定の妙が、このゲームの魅力だとも思います。

なんたって、自分だけが「人間」で、他の住民は全員「どうぶつ」っていう
世界は、相当ワイルドかつ、ファンタジーに満ちた世界だ。

まあ、だから、なんとなく、ほんわりと許せてしまうようなフリをしていながら、
いろんなところに、そうじゃない要素が忍ばせてある。
そこが好きだったりする。

今回も、遊び始めて、数日が経って、夜中には南の島に行って、
魚や虫を採集して、というパターンがなじんできて、
いつもの通り、借金をどんどん返して、なんとなく、この「村の生活」が
軌道に乗ってきたかな、という感じがしてきた、そんな頃。

ちょっとした事件（自分にとって）が起きました。


下の息子（俺の南の島に遊びに来るなり、ヤシの木を切り倒していた、
伝説の木こり男だ！ｗ）が、
朝、俺のベッドにやってきて、「パパの3DS貸して…」なんて言って、
勝手にたぶん「引ク押ス」を遊んでいたのではないかと思うのですが、
（弟くんは、なぜか「引ク押ス」が好きなのです）
朝、出社するときに3DSを持って、電車に乗って、
さあ「どうぶつの森」のローン返済を進めなくては…
と起動したところ…

出てきました。

リセットさんが！！

あ、そうか、セーブしないで弟くんがソフトを終了させちゃったからだ。

と、ピンときました。

まあ、それはいいんです。

いや、むしろ、あ、今回はまだ会ってなかった！！
懐かしい！！　

そうだった。
忘れていたよ、リセットさん！！

昔は、リセットさんに会いたいがために、何度もリセットしたものだったし。
（←それは本末転倒だから！！）


ところが、自分が驚いたのはその後でした。

リセットさんの口から、
「リセット監視センターが
事業仕分けでなくなった！」
との衝撃的な告白が…。

え！？

なんと、あの、リセット監視センターが！！

このシリーズの名物キャラクターとも言える、
リセットさん。

それは、ゲームだけど「リセットをしないで遊んでみてくれ」
ということを、いかに伝えるか、苦心した揚句に生み出された
キャラなのではないか？　と思えるのですが
（ただの遊び心かもしれません）、

その、名物キャラが、いや名物キャラが働く職場が、
事業仕分によって廃止されて、「なくなる」なんてことが
ありえるのか…！？

リセットさんが、いままで守ってきたことは？

ゲームとして大事なことをちゃんと遊ぼうや、といいつつ、
リセットしちゃった人だって、もしかしたら不意に、不可抗力的に
してしまったかもしれず、そんな可能性をも受け止めて、
じゃあ、今回は見逃すけど、次はあかんで、みたいな、
このゲームの度量の広さ、懐の広さ、をも見事に表現していた、
あのリセットさんが、失職するなんて！！


…。

でも、仕事上での大事なこととか、人情とか、
大事なこととか、時代とともにどんどん変わってるで～。

みたいな…。

お、お、おそるべし、任天堂。

これは、ゲーム史上に残る、一大事件だと、自分は思いました。


40歳を過ぎで、20代、30代の時とは違う、いまの自分の姿にも
見事に重なるのです。

そして、今の時代にも。

民主党の政治にも。

ある意味で、「ドラクエ１」の時の衝撃にも、勝るとも劣らないというか。

びっくりしましたよ。


そして、そのあと、気づきました。

自分が「村長」ということは、もしかしたら、
愛すべきリセットさんを失職に追いやった、
その事業仕分けを行う側の、
「政治」の側の人間なのか！？　と…。

そういうことも含めての、設定なのか！？　と…。

ど、ど、どうなるんだ！？　 俺とリセットさんは！？

おそるべし、任天堂…。
そして「どうぶつの森」…。


そうか、今回は「行政」のゲームでもあるんだよな…。
（タイムリーといえばタイムリー！）
これは、ぜんぜんスローライフなんかじゃないぞ。

それを、こんな形で出してくるところが、
1000年の都、京都の文化なのかもしれませんね…。

タグ：事業仕分 どうぶつの森 リセットさん

「どうぶつの森」 始めました！

なかなか買えず、入手するのに苦労した
ニンテンドー3DS「とびだせ！ どうぶつの森」。

当初、岩田社長がツイッターで出荷状況をつぶやく、
と発表していましたが、品切れ中にはぜんぜんその情報も
聞こえてこなかったので（つぶやいたのかどうか知りません…）、
買えない腹いせに、「だせ！森」と略して呼んでいました。
（←ぜんぜん腹いせになってない）

しかも、「だせ！森」が買えないので、
仕方なく、3DSの「すれちがい通信」で、
「すれちがい伝説」とかをやってたりしてました。

電車で移動するとすぐ10人くらいとすれちがうんですが、
で、ほいほい、とパネルを交換して、はい伝説に…
と、見てると、すれちがってる10人中、３、４人が
「だせ！森」をやってりして、かえって、
気が紛れない！！

ぜんぜん紛れなくなる始末です。

（※ちなみに、最近では10人中、５～７人が遊んでますよねｗ）

「ちきしょー、こっちはまだ買えないんだよ！」と、
いちいち、電車の中でも言いたくなるので、
もしかしたら、ぶつぶつ言ってしまっていたかも…。

この買えなかった時期は、
3DSのすれちがい通信の機能を、呪いたくなるほどでした。
（すれちがい通信をオフにすればいいのだが…）

で、ようやく始めた「どうぶつの森」。
我が家では、息子ふたりも始めたので、
家族３人でやってます。

お出かけもよく行ったり来たりしているので、
なんだか、本当に家族で遊べる。

「パパ、部屋の模様替えしたんだ」とか、
博物館の化石の集めっぷりに「すごい」って言われたり、
いいなあ、こういうゆるい遊び方で、家族それぞれが
遊べるゲームは。

ただ、幼稚園の息子（弟くん）には、南の島に遊びに来るなり、
ヤシの木をがんがんオノで切られて、衝撃が…！！(笑)

なので、ウチの南の島は、只今ヤシの木の養生中です（笑）。
（でも、ちゃんと虫は捕れてます。）

そんな「どうぶつの森」の話、たまに書いていこうと思います。

（っていうか、そのせいで、すっかり「ドラクエX」が止まってしまった…！）

タグ：岩田社長 ニンテンドー3DS とびだせ どうぶつの森